彼に初めて出会ったのは、2006年。
DWD(Date With Destiny)と呼ばれる6日間のセミナーの参加ツアーを初めて企画した時のことだ。
以前から、アンソニーのことは噂には聞いていた。世界ナンバーワンのスピーカーであり、圧倒的な差で彼は群を抜いている、と教えられた。
そんなにスゴイなら、たくさんの人に伝えたい、そんな気軽な想いで、アンソニーのセミナー参加ツアーを企画した。
そして、これが私の人生を変えるひとつのきっかけとなった。
知人に同時通訳をお願いし、テキストを翻訳して、英語ができない人でも受講できるように準備をした。そこからが、本当に大変だった。まず、短期間での数百ページの分厚いテキストの翻訳と編集は、想像を絶する作業だった。
出発の直前まで、編集し、日本語訳したテキスト原稿を印刷し、50人分バインディングし、それをスーツケースに詰めこんだ。オーストラリアに向かう私のスーツケースはテキストでいっぱいで、着替えや旅行のグッズはリュックサックで持ち込んだ。空港のチェックインでは、テキストを詰め込んだ荷物が重量オーバーとなり、追加料金を払うはめになった。
そんなクタクタな状態で、私はゴールドコーストに着いた。
会場は、世界各国からの2000名を超える受講者の熱気であふれていた。アンソニーのスピーチが始まると、場内は釘づけ。話が面白すぎてトイレに行く時間も惜しむくらい、皆が真剣に彼の話に聞き入っている。何時間も話し続けているのに、全く飽きない。聞いているだけで、エネルギーが湧いてくる。必死にメモを取って学び、真剣に聞いているかと思えば、時には大爆笑で会場がどよめく。
多くの受講者にとっての人生が変わるような瞬間に、私も何度も立ち会うこととなった。「紹介してくれて、本当にありがとう!」と涙を流さんばかりに、熱い握手を求められ、感謝をされる。
私は、大学では理工学部で学んでおり、どちらかと言えば実務的だし、こういった感覚的な話には、論理的な説明を求めるタイプだった。もしかしたら、あなたもそうかもしれないし、逆になんでも素直に受け入れることができる柔軟な心の持ち主かもしれない。
いずれのタイプにしても、アンソニー?ロビンズと直接会わないで人生を終えるのは、本当にもったいない。そのいずれにタイプでも、実際に彼に会うと、一瞬にして引き込まれてしまうシーンを何度となく観てきた。論理的に感覚的に、左脳と右脳の両方から理解できるようになっているのだ。
これは、おそらく彼のセミナーに参加した多くの受講者が賛同してくれるに違いない。そして、「もっと早く参加していればよかった!」「生のアンソニーに会わなければ分からない!」という声を聞くと、やっぱり伝えたくてしかたがなくなる。
2006年のツアーは、テキストの準備、同時通訳費や自分自身の渡航費含めて、大赤字のプロジェクトとなってしまった。が、それが今につながっていると思うと、実に感慨深いものがある。
後から聞いた話だが、当時、創業メンバーも赤字を出したことで、「なぜ続けるのか?」とアンソニーに疑問を抱いていたらしい。社長が変なものにはまった、と(笑)。しかし、その創業メンバーも、後日アンソニーに参加したその直後に「これ、やりましょう!日本に広めましょう!」とコロッと意見が変わってしまった。それくらい、インパクトがあるのだ。
今回、アンソニーが、初来日する。
その時を思うと、興奮が冷めやまない。
ぜひ、たくさんの人に経験してもらいたいと思う。
アンソニー来日に関するお知らせはこちら。
今すぐチェックしてみてください!
↓
http://festa.seminars.jp/LP/2014/pre.html