失敗するビジネスモデルってどんなものでしょうか?
前回お話しした「成功するビジネスモデル」のまさに反対の話になります。
ビジネスモデルというと、
「ある会社のこういったものがうまくいっているから、うちでもやってみようと思う」
「これは成功間違いないもモデルなんだ」
というようなことがありますが、
うまくいく形、うまくいくシステムであっても、うまくいかないことも実態としてありますよね。
みなさんも経験しているはずです。
なぜ、そのビジネスモデルがうまくいかないのか?
答は1つです。
前回もお伝えしまたビジネスモデルの3つのポイント
誰に 何を どのように
つまりお客様は誰で、何を提供して、どう売るのか?どう販売し、どう知らせ、どう認識していただいて、どう価値を届けるのか?
誰に 何を どのようにするのか?
この中で、最初の『誰』がお金を払ってくれる人なのか?
どんな人で何に悩んで、何を求めていて、何にだったらお金を払うのか?という、
『誰』にというところを設定していない、もしくは設定を間違えているものは例外なく、うまくいきません。
これはハッキリしています。
つまり、
「この商品すごいよね」
「この商品は絶対売れると思う」
これは誰が買うのでしょうか?
「これは特許をとっています」
特許をとっているからと言って、誰かの悩み、お客様が明確になっていないと、誰かの悩みとか欲しい物、それを活かしていない限り、どんなにすばらしい商品でもビジネスにならない、お金をいただけませんから、例外なく失敗するのです。
でも、ほとんどの会社はここから始まっています。
すごい商品だ、すごいサービスだ、これ売れると思うんだよね。
ということで、独立したりすると、苦労する方はたくさんいます。
もっと人間に対する理解を深めないといけないということなのです。
相手、社会、1人の人、集団であっても、何に困っていて、何に対して価値を届けたら喜んでもらえるのかということを感じ取って、そこに対して我々はお役に立ちたいんだという
「誰に何を」が結びついていない。
これが失敗するビジネスモデルの典型例です。
実は、ほとんどのビジネスがそういった形になっているので、みなさん苦労されるわけです。
みなさまが、これから新しい事業をされるときに、そうならないようにお役に立てればと思います。