交渉をする
値段を決める
契約条件を話し合って決める
という時に多くの人は
損をしたくない!
と思っているのです。
損をしたくないと思っているにも関わらず、
どういう状態になってしまったら、それが損なのかということが分かっていないまま、損をしたくないとだけ思っています。
これは非常に不思議なことです。
これだと損だと決まっていないのに、印象で自分が損をしたんじゃないか
例えば、一般的に言うと、販売手数料20%というのは、良い条件にも関わらず、何か自分が損をしているんじゃないかと恐れて、何かうまい交渉術をしようと、ごちゃごちゃ言って話がまとまらない。
最終的な大きな視点で見てみたら、それが一番損なことだったみたいなことはよくあります。
ですから、アドバイスは、2つあります。
1つは、どうしたいのか?
あなたは本来どういう風な状態になりたいのか?
どういう合意形成をしたいと思ってその交渉をしているのか?
この目的、ゴール、これだったらあなたが最高と思うよなものを先にイメージしないまま交渉をしないようにすることです。
目的を決める、ゴールを決めるというのが、最初のポイントです。
2つ目は、
これだけは避けたいという
あなたが本当の意味で損、もしくは、そうなってはよくない状態になってしまう状態を先に考えておく。
考えなければいけないのは、2つ。
交渉においてどうなりたいのか、交渉において何を避けたいのか
この2つのポイントを明確にして相手は何を求めているのか?
どういう話合いになる可能性があるのか?
ありとあらゆるシーンを先に考えてから、交渉に臨むということなのです。
多くの人は単純に損をしたくないと思って、本当に損なことがなんだかよく分からないまま、得しよう、得しよう、うまいことやろうと思って、お互いがうまくいかなくなるという経験をしているはずです。
これは、ビジネスに限らず、恋愛関係、人間関係においても上司部下においても、夫婦間においても起きている大きな悲劇の元です。
あなたは本来、どうしたいのか?
そして何を避けたいのか?
この2点を考えてから、交渉に臨むことが損をしない交渉術ということで、是非頭に入れていただければなと思います。