2015年2月開催の新春セミナーズフェスタを記念して、
『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ著)を用いた
実践心理学の事例をご紹介していきます。
この年末年始、ちゃんと休養を取りましたか?
睡眠はとらないよりもとったほうが良い、、、
誰でも理解できますよね。
社会心理学者ダニエル・ギルバートが行った一連の研究により
睡眠は他人に騙されないようにするためにとても重要であることがわかりました。
疲れている状態で誰かの発言を聞くと、
実際にそれが真実か否かに関わらず
そのメッセージを聞いた人はそれを真実だと思い込むのです。
私たちは普段、相手のメッセージが胡散臭いと感じた時は
それを拒否出来るだけの認知能力と意思を持っているのですが、
疲れているときはその両者の力が弱くなってしまうのです。
その状態で聞いたメッセージは
根拠の無いことや疑わしいことでも簡単に信じてしまう様になります。
まったく寝付かせないようにして疲れさせるというのは
人を洗脳する手法としてよくある手口です。
この事実を受けて
あなたが人に騙されないようにすべきこととは何か?
当然、まずはよく寝ること!
もうひとつ大切なことがあります。
それは重要な決断はしっかりと目が覚めている時にすることです。
もしもあなたが今は疲れているとか寝不足だとか言う時は
できるだけ重要な意思決定は先延ばししましょう。
そして、しっかりと休養を取って、
スッキリした状態でしっかりと意思決定をしましょう。