2015年2月開催の新春セミナーズフェスタを記念して、
『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ著)を用いた
実践心理学の事例をご紹介していきます。
ある研究チームが“芸術鑑賞の実験の一環”として、
2人一組で絵画を見て評価をしてもらいました。
この実験には裏があります。
「実験の短い休憩時間」が研究者たちの狙いでした。
パターン1では、2人一組の片割れ(以後ジョーと呼びます。)が、
短い休憩中にコーラを2本買ってきて、1本は自分用に、
そしてもう1本は、
「あなたの分と一緒に買ってきましたよ。」と言って相方に渡します。
そしてパターン2では、外に出るものの何も買って来ませんでした。
さて、実験の肝はここからです。
その後、ジョーは相方にこんな相談をします。
「今、新車が当たる25セントの宝くじを売ってるんだ。
このくじを一番売れば、50ドルボーナスが出るんだよね。
お願いなんだけど、一枚でも良いから買ってくれないか?」
いうなれば、「俺のために買ってくれ」というお願い営業です。
その結果、、、
コーラを渡されたグループは渡されなかったグループの倍もくじを買ったのです。
もうお分かりの通り、
コーラを受け取ったことにより「返報性のルール」が働きました。
その結果、コーラ1本で2倍もの違いが生まれたのですね。
「まず貢献!」「損して得とれ!」
このように語る成功者は多いですが、
それには科学的裏付けがしっかりあるのですね。
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