人生が変わる瞬間。コヴィー博士の言葉


 

 

セミナーではなく、本を読んでいれば十分ではないでしょうか?

たまに質問をうけるのがこの質問です。

「私は本をたくさん読んでいます。
それで理解できますから、セミナーや講演会に行ったりして数万円、数十万円も払って学ぶ必要はないのでは?」

意識の高い方、学習能力の高い方は、本も読んで、実践できて、結果も出せる方も確かにいらっしゃいます。

ですが、

本の活字からの情報は、実際の学習効果における影響は、意外に低いパーセンテージでしかない

ということも是非理解しておいてください。

これは、実際の体験でお話しした方が、データでお話しするよりも納得していただきやすいと思います。

私が大好きな本のひとつ『7つの習慣』。
スティーブン・R・コヴィー博士が書かれた本です。

コヴィー博士が亡くなられる前、我々ラーニングエッジは、フランクリンコヴィー社と共に、コヴィー博士の来日セミナーを開催する機会に恵まれました。

私自身は、『7つの習慣』を何十回も読んでいます。ほとんど全てのことを理解していると思っていましたし、実践も繰り返してきたと思っています。

本では十分学んできました。

しかし、セミナーで、ある参加者がコヴィー博士にある質問をしたときに、深く気が付かされたことがあったのです。

質問は、こんな内容でした。

『“Win-Win”が大事だと『7つの習慣』に書かれていますが、相手がWin-Winの思いを持っていない時はどうすればいいのでしょうか?

私は良かれと思ってやっている、でも相手はそれを理解してくれない。

Win-Loseで、Win-Winができない、どうすればいいのでしょうか?』

実際に、その参加者は、かなりしつこく博士に質問をしていました。考え方については、本にも書かれていましたし、周りの受講者の少しうんざりしかけていた時、

コヴィー博士は、その時、何と答えたか?

ひとこと笑顔で、

“Be patient”

つまり、

我慢強くあれ

相手がWin-Winをしたいと思っていても、そうしてくれない時、いろんな交渉術だとか、コミュケーションの方法や、相手を理解してから理解されるなどいろいろあります。本にもいっぱい書かれています。

でも、コヴィー博士がそのひとことを言った瞬間、「あー、そうか」「そうだよね」と、会場全体が深い理解に包まれた瞬間のことを私は忘れられません。

あれは誰か他の人が言ったら、ノウハウではないし、深い理解にはならないでしょう。

さらに言えば、「それができないから、困ってるんだ。もっとノウハウを教えてくれ。」と言われても仕方がないくらいの、当たり前というか、「我慢強くあれって、そりゃ、そうだよねー」と、なりそうな話です。

 

ですが、これがコヴィー博士本人から聞くからこそ、しかもセミナーでライブで聴けるからこそ深く理解できる、これが本だけでは学びきれないポイント。

これは、この場にいた人にしか、目の前の本人から聞いた人にしか理解できない感覚です。

 

何を学ぶか、ではなく、誰から学ぶか、、、

 

これが、本では学びきれないポイント

セミナーで本人から学ぶことの大きな価値、

ライブで学ぶことの大きな価値なのです。

コヴィー博士本人が「Be patient」と言った瞬間、全員が感じたあの感覚こそが、非常に重要な感動と理解の瞬間、人生が変わっていくだったと私は思っています。

 

世界ナンバーワンから学び、人生をかえる機会があります