日本と海外のリーダーシップの違い


日本のリーダーシップと海外のリーダーシップ、何が違うのでしょうか?

前職で私自身、外人上司の元で仕事をする経験に恵まれました。
特に、クライアント、コンサルタントとして、クライアント企業の外資系企業が多く、相手が外国人であるというようなことも多かったので、日本的な仕事、西洋的な仕事の両方を私自身、経験するという貴重な機会をいただいてきました。

その中でも、明確に違いました。

日本のリーダーと西洋のリーダーは全く違います。

全く違うと言いながらも、西洋的な仕事の進め方、モデルが日本に入ってきていますので、それが混在しているというのが現在です。

西洋的なリーダーシップというのは、リーダーがやり方を決める。部下は言われたことをやる。こういう契約形態です。やり方までリーダーが決めています。実行することが責任なのです。

一方で日本のリーダーシップは、どちらかというと、あり方、構造、最終形のイメージを一緒に考えて、ある意味、やり方は任せてしまうという感じです。

無責任にも見えるかもしれません。
なぜならば、やり方を示していないからです。

一方で、やり方を自分たちで考えないといけないチームというのはそれによって育っていくのです。

これは、どちらが良い悪い話ではありません。
スタイルが違うのです。

ですから、

西洋においては、マニュアル化。
つまり、業務プロセスが明確であることがすごく大事。

一方で、東洋なものは、最終形の価値観の共有が非常に大事。

西洋は、価値観があってようとあってなかろうと、言われたことだけをやる。マニュアル化、プロセスが大事。
東洋は、自分たちで考えながらやっていくチームで一体感、みんなで共通の意識をもっている中で意識を合わせながらやっていこうというのが大事。
このような違いがあります。

これを融合させる。

どっちがいいのではなく、良いところを取り入れながら、取り組むのが大事なところで、トップはトップとしていざとなったら、方向性を示して、やり方を全部見せてやって、時にはチーム全体に考えさせていくことによって人を育てていく。
将来のリーダーを育成することも必要でしょうし、どちらがいいというより、良いところを有効活用しながら、あなたの組織を最大化していく。
最適化していく。
皆がよりよい状態になっていく。

こんなことにリーダーシップの違いがあることを参考になればと願っています。