苦手なことがあって、自己嫌悪に陥ってしまいます。どうすればよいのでしょうか?
人はそれぞれ、弱点・苦手なこと・弱みがあると思います。
例えば、
数字が苦手
営業みたいな対面、人前で喋るのが苦手
という方もいらっしゃいます。
苦手なものを見ているうちに、
「俺って駄目だなぁ」と自己嫌悪に陥ってしまう気持ち、多くの方が経験されているし、私自身ももちろんあります。
じゃあ、どうすればよいのか?
どうやってそれを強みに変えていくことができるのか?問題なくすればよいのか?
というような話、相談をよく受けたりします。
結論から言います。
そもそも、弱みを克服する必要すらありません。
これはどういうことかと言うと、
組織、ビジネスというのは、強みを活かすことでしか結果を出せないのです。
現代社会、商品やサービスも複雑化していて、単純な商品や単純なサービスだけでは満足してもらえない。
何かクリーニングをするだけではなく、クリーニングをした時にちょっとしたコミュニケーションだったり、汚れを落とす技術だったり、お届けする時の届け方だったり、納品の仕方、課金の仕方、細かなやり取りを含めていろんなやることがある中で、組織として回していかないといけない、チームでなければ本質的な価値を継続して届け続けることができないというわけです。
得意なことを活かして、つまり、強みを活かして弱みを意味のないものにする体制でやっていくしかないのです。
だからこそ、弱みそのものにとらわれて凹む必要はないということなのです。
自分の強みを活かして、弱みを他の得意な人に補ってもらう。
何にもしなくてもよいといことではありません。
細かいこと苦手だから、数字苦手だから、数字はノータッチ、とかではダメです。
数字は数字として分かっていないといけません。
苦手だからといって逃げてよいのではありません。
価値提供としてやらなくて済むように他の人に担当していただくことによって、ありがとうございますという感謝の気持ちでお互いをまわしていくことなのです。
ですから、
あなたが何か弱みを持っている、苦手なことがたくさんあるのであれば、強みを徹底的に強化してそこで自信を持つ。
残念ながら、私もたくさん弱みがいっぱいあります。
苦手なこともいっぱいあります。
近くにいる人間は知っていると思うのですが、「清水さん、さすがにそれはないでしょ!」と思うような忘れ物をしたり、エラーを起こしたり、何回もしています。
今日もしてきたばかりです。
そんな中で、いちいちそれに捕らわれていては、サポートしてくれる、支えてくれる仲間がいるのであれば、弱み自体が意味のないものになっていきます。
弱み自体で嫌悪感、自己嫌悪を感じたり、怒りを感じたり、凹んだりする必要はありません。
「助けてくれてありがとう。」
「あんな忘れ物をしたのに、連絡して取って来てくれて本当に助かる。いつもごめんね。」
と言って、自分は強みを発揮できるところに集中する。
こういう形が健全な仕事の仕方です。
こんなことがヒントになればと願っています。