経営理念やビジョンを社内に浸透させるにはどうずればよいのでしょうか?
この点は、私自身も10年以上にわたり考え続けてきたポイントでもあります。
今も先輩経営者から教えていただきながらやり続けていることであるのですが、2つの視点があります。
まずは、理念やビジョンは、伝わりづらいものだということ、
一度言ったから伝わるものではなく、何回も何回も何回も言い続けて、やっと半分くらいでみんなに届いたかなというものなんだということを認識しておく。
もちろん中には、経営理念、ビジョン、ミッション、社是が伝わって、自分で暗唱してくるぐらい学んでいるメンバーも中にはいるかもしれません。
けれども、全体にこれを深く認識させて、実際にそのとおりに日常を送ってもらおうと思ったら
口をすっぱく何度となく言い続ける、且つ、どうやったら伝わるか、つまりその理念が何なのか、どんな表現や例え話をすれば伝わりやすいかを考える時間をもつ
経営理念は何のために掲げているのか
経営理念がどうやったら日々の実績に繋がるのか
何度も何度も何度も何度も何度も何度も定期的にやり続けることが求められます。
これが最初のポイントです。
言っただろうというのはダメだということです。
言ったからと言って伝わっていない。
自分だけが分かっている状態。
これを浸透するまで、自分のものにするまで、血肉化していくまでやり続ける。
もう1つは
あなた自身が、本当にそう思っていますか?理念を信じ切っていますか?を考え続ける。
例えば、
ビジョンをここまでやりたいんだ
ここまで達成するぞ
こういった会社でありたいんだ
ということを本当に思っていますか?
周りの人々は、あなたの本気度を、このちょっとした言葉の端々から感じとるわけです。
この人、本当にやろうとしているんだと。
ですから、あなたがそもそも本当にそう思っているか?
お金がなくてもいい
睡眠時間がなくてもいい
俺はやるんだということを本気で思っているかどうかを突き詰めるのです。
「お前たち分かっていない、俺が何度も言っているのになぜ伝わらないんだ」
という前に、
自分自身が「相手にビンビン伝わるほどの強い想い」を持っているかどうか
これを考えるのです。こここそが、コアにあるもの、思いの強さこそが浸透の度合い、伝わり方に影響します。
皆さんの会社ではいかがでしょうか?